エジプト・リビア砂漠から産出されたため「リビアングラス」（Libyan Glass) と名付けられました。テクタイト・モルダバイトと同じく、宇宙からメテオライト（隕石） が飛来して地球に衝突した時にその衝撃で地表の岩が飛び散って熔解し、 それらが冷やされてガラス質状に固まったものであるとされています。 隕石の衝撃から形成された物質であるため、隕石に多く含まれているといわれる 「イリジウム」などの成分も含まれています。

歴史は古く、古代エジプト第18代ファラオ「ツタンカーメン」の墓からも リビアングラスを用いた装飾品が発見されています。 最近、エジプト政府によりリビアングラスの収集等が禁止され、 今までよりも入手しにくくなっているそうです。